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算数を得意科目にしよう!算数と数学の関わりやご家庭でのサポートについて解説!

算数を得意科目にしよう!算数と数学の関わりやご家庭でのサポートについて解説!
記事のポイント

ポイント1:算数を日常生活に結びつける
買い物の際に合計金額を計算したり、レシピを使って料理をする際に分量を調整したり。
実際の場面で数字を扱う経験を積むことで、算数への抵抗感を軽減することができます。

ポイント2:算数と数学の関わり
算数はより具体的な問題を扱い、数学はより抽象的で理論的な概念を扱います。
この二つは明確に分かれているわけではなく、算数で学んだ基礎を土台に、数学でより深い理解と応用力を養っていきます。
個々の能力に応じて柔軟に進めることが重要で、小学生でも適切に導入すれば数学的思考に触れることができます。

ポイント3:心理的アプローチと子供のやる気を引き出す方法
算数に対する苦手意識を減少させるためには、心理的アプローチが重要です。
算数は楽しむものだという姿勢を親が見せることで、プレッシャーを軽減し、子供の前向きな関心をサポートしましょう。

子供が算数を楽しむための日常生活での実践方法

子供が算数を楽しむためには、日常生活の中で算数を取り入れることが重要です。

例えば、買い物を一緒にする際に合計金額を計算したり、料理のレシピで必要な分量を量ったりすることで、楽しい経験として算数に触れられます。

これらの日常的なシーンで具体的に数を扱うことで、子供は算数の実用性を感じ、興味と自信を育むことができます。

買い物での算数の活用

買い物は算数を日常に取り入れる絶好のチャンスです。

例えば、子供と一緒にスーパーに行った際、合計金額を予測する遊びを取り入れてみましょう。

買い物カゴに入れた商品を一つずつ確認し、その価格を足し合わせていくことで、計算力が養われるだけでなく、お金の使い方について学ぶ機会にもなります。

また、割引価格やセールの際にどれくらい安くなるかを計算する演習も行えます。

これにより、算数の知識が実生活に役立つことを実感し、子供の興味をさらに引き出すことができます。

料理での計量と計算

料理も算数を学ぶための楽しい方法です。

レシピに基づいて必要な材料の分量を測る過程で、子供に計量スプーンやカップを使ってもらいましょう。

特に分数や比の理解が必要な分量調整では、算数の重要なトピックを実地に学べます。

また、レシピの量を家族の人数に合わせて変える場合には、乗法や除法を使って分量を計算させることで、応用力を育むことができます。

遊びから始まる算数学習

算数を遊びの中に組み込むことも効果的です。

例えば、すれ違う車のナンバープレートの数字やデジタル時計に表示される時間を使って、四則演算で10にするゲームをしてみましょう。

このゲームは10パズル(テンパズル)または、make10(メイクテン)などと呼ばれます。

車の中などでも簡単にでき、計算の練習になるだけでなく、遊び感覚で算数に取り組むことができるため、楽しく学ぶことができます。

「入れ替えあり」ができたら、「入れ替えなし」にチャレンジ!
「0を含まず、4つの数がバラバラの場合は必ず解ける」というルールもあるようです!

これらの方法を取り入れることで、子供たちは算数の実用性や楽しさを発見し、学習に対する抵抗感を和らげることができます。

日常のどんなシーンでも、算数を軽やかに楽しむ姿勢を心掛け、子供の興味を育てていきましょう。

算数と数学はどう違う?

算数と数学は、学習における異なる段階を表しています。

算数は実際の生活の中で使われるより具体的な問題解決を重視し、基礎的な技術や計算力を養います。

一方、数学はより抽象的で理論的な概念を探求し、幅広い応用力と論理的思考を発展させます。

これらは互いに補完し合い、子供がステップアップするための重要なプロセスを構成しています。

算数の特徴と役割

算数は通常、基本的な計算能力や実際に生活で必要な問題解決技術を習得するための初歩的なステップと位置づけられています。

例えば、足し算や引き算、掛け算や割り算といった計算は、前述したように、買い物や料理のレシピなど日常の状況で役立ちます。

また、算数は具体的な数や図形を扱うため、小学生でも取り組みやすく、興味を持ちやすい傾向があります。

数学の特徴と役割

数学は、より抽象的で理論的な概念を扱います。

これは具体的な数や形状を超えて、仮説や定理の証明、パターンの認識、問題解決の高度なスキルを培う土台を作ります。

これにより、算数で学んだ基礎的技術が、数学における広範な応用につながるのです。

算数と数学の連携

算数と数学の学習は、明確に切り分けるよりも連携させることで相乗効果を発揮します。

具体的な算数的問題を通じて得た直感的な理解は、数学の抽象的な概念を学ぶ上で強力な基盤となるのです。

実際に、小学生でも十分に数学の内容を理解できる子はたくさんいます。

数学を先取りしておくと、抽象的概念を通じて、より高次の論理的思考を養い、それを中学以降の学習に生かすことができます。

親としては、子供の学習進度や興味に合わせて、算数から数学への自然な移行をサポートすることが重要です。

子供の個々の能力に応じた柔軟な学習

子供たちはそれぞれ異なるペースで学び、興味の対象も異なります。

そのため、算数と数学の学習においても、個々の能力に応じた柔軟なアプローチが重要です。

特定の問題の解決方法や理解の仕方は人それぞれ異なるため、親や教育者は子供の個性を尊重し、適切な学習環境を整えることが求められます。

算数と数学を関連付けながら、それぞれの子供に最適な学習プロセスを一緒に探求し、サポートすることで、より深い学びと成長が促進されるでしょう。

苦手意識を克服するための心理的アプローチとサポート術

算数への苦手意識を克服するには、心理的なアプローチが鍵となります。

子どもが算数に取り組む際の努力を認め、進歩を褒めることで自信を育て、やる気を引き出すことが重要です。

また、親自身が算数を楽しむ姿勢を見せることで、子どものプレッシャーを和らげ、算数に対する興味を引き出すことができます。

親は子どものペースに合わせて学習を支援し、過度な期待を避けることで、持続的な学習習慣の形成をサポートしましょう。

努力と進歩を認める

学習において最も重要なのは、子どもの努力と進歩をしっかりと認めることです。

子どもたちは、「できた!」という成功体験を通じて自信を築いていきます。

そのため、問題が解けたときや、前よりも理解が進んだときは率直に褒め、努力を労う言葉をかけるようにしましょう。

たとえ間違ったとしても、その過程での試行錯誤を認めることで、続けるモチベーションを育むことができます。

勉強嫌いな姿勢を見せない

親が算数に対して前向きな姿勢を持っていることは、子どもの学習意欲に大きな影響を与えます。

親自身が勉強に対して嫌悪感を持っている様子を見せないように注意しましょう。

もし親が「算数は難しい」「嫌いだ」といったネガティブなコメントをする場面があれば、子どもにはそれが算数に対する先入観として伝わってしまいます。

親自身が算数を楽しむ姿を見せ、ポジティブに関わることが、子どもにとって良いモデルとなり、算数に対する抵抗感を減少させる助けになります。

期待にとらわれず子供のペースに合わせる

親としては子どもの成績や結果に期待しすぎることなく、個々のペースで学習を進めることが成功の鍵です。

どんなに小さな進歩であっても、その一歩一歩を評価し、時間をかけて成長するプロセスを大切にしましょう。

過度な期待はかえって子どもにプレッシャーを与え、学習に対する意欲を下げてしまいます。

一緒に学ぶ時間を楽しいものにし、子ども自身が「もっとやりたい」と思えるような環境を作ることが、算数を得意科目にする近道です。

まとめ

算数が得意になるには、まず算数が好きにならないといけません。

子供が算数を好きになるためには、楽しい経験を積み重ねることが大切です。

日常の中で自然に算数を取り入れ、親子で一緒に学ぶ時間を楽しんでいきましょう。

この記事の作成者

髙田秀磨

株式会社TricoLogicでミライ式のAD(講師)をしながらシステム構築を担当。東京理科大学を休学し、大阪でTricoLogicの社員に。学生時代から文章を書くことに情熱を注いでおり、これまでに様々なジャンルの記事を手掛けてきました。これまでの経験と知識を活かし、学びとなる記事を作成します。

この記事の監修者

西尾彰将

両親を含めて親戚全員が中卒・高卒のなか奈良県の田舎から東京大学に進学。同経済学部卒。柳川ゼミ、松尾研所属。学生時から起業し、難関大専門塾現論会を創業。初年度からGMARCH以上合格率100%を達成し、東大京大医学部を毎年輩出。全国に32校舎に拡大(2024年時点)KADOKAWAより『絶対に成績が上がるハイブリッド勉強法』を出版。2021年より、社会人向け対象にプログラミングスクールのCodeCoaching、英語コーチングスクールLibartsを創業。半年でエンジニア転職を数多く成功させる。3ヶ月でTOEIC940点取得や、英検1級の合格率75%を達成。

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