「小学生」というのは、これからの将来を形作っていく非常に重要な時期です。とは言っても、具体的には何をすると良いのでしょうか?
今回の記事では、小学生のうちに身につけておくべき習慣を5つピックアップしてお伝えしていきます。
うちの子ももうすぐ小学生になります。何かするべきことはありますか?
小学生のうちに何を身につけることができれば、子供の将来のためになるでしょうか?
目次
小学生が身につけるべき5つの習慣
今後の人生を豊かにするための習慣を5つピックアップしました。早速見ていきましょう。
その1:物事を継続して行う習慣
まず、初めにご紹介させていただくのは、「物事を継続して行う習慣」です。継続力は、人生の様々な場面で役に立ちます。受験勉強などの学習面はもちろんのこと、部活の大会に向けたトレーニングなどでも継続力が必要となってきます。
継続力は、何かを達成するために必須な力です。しかし、実際はモチベーションが湧かない、疲れてしまって動けないなど、物事を継続して行うことは非常に困難です。そのため、小学生という若い時期から、習慣として身につけるのが重要です。
その2:計画を立てる習慣
次に、紹介するのは「計画を立てる習慣」です。これは、一つ目の「物事を継続して行う習慣」と並び、物事を成功させるために非常に重要となってきます。
「計画を立てる」というのは、具体的には目標達成のために自分が「いつ・何を・どれくらい」行わなければならないか意識するということです。中学校や高校での定期テストに向けた学習計画づくりをイメージせていただくとわかりやすいかもしれません。
何かに取り組む前に、計画を立てることによって継続力を支え、効率よく物事を進めていけるようになるのです。
その3:失敗から学ぶ習慣
人生全てがうまくいくわけではありません。テストで思うように点が取れなかったり、些細なことで友人と喧嘩してしまったり、子供の未来にも様々な失敗が待ち受けています。そこで重要となってくるのが「失敗から学ぶ習慣」です。
何かを失敗した際に、その原因を推測し改善していくことで、次の成功につながります。また、失敗から学ぶ習慣を身につけると、失敗により過度に落ち込むことが減るでしょう。
つまり、この習慣により子供の失敗に対する捉え方をより良いものにすることができるのです。失敗が、単なる最悪な経験から次の成功のためのステップに変わるのです。
その4:適度に息抜きをする習慣
上の3つの習慣は、物事の成功に関わるものでした。次は、成功というよりも幸福度に関する習慣です。いくら、何かで成功したとしてもその過程で疲弊してしまえば、結果を素直に喜ぶこともできません。
「適度に息抜きをする習慣」を身につけることで、疲労やプレッシャーを低減することができます。息抜きそのものが人生を豊かにするのはもちろん、成功までの道筋も支えてくれます。
運動や読書、お菓子づくり、ゲームなど息抜きの内容はなんでも構いません。また、友人との関わりが息抜きになるという子供も多くいるでしょう。子供が好きなことがその子にとっての息抜きになるのです。
その5:他者の個性を尊重する習慣
最後に、「他者の個性を尊重する習慣」も重要です。世の中には様々な人間がいます。さらに、今は多様性の時代です。そのため、人生の中で自分とは異なる価値観や性質をもつ人にたくさん出会うことになります。
では、自分とは異なる個性を持つ他者と会ったときにどうすれば良いのでしょうか?自分と同じになるように説得をする、そもそも見ないようにするなどの行動に出る人もいるでしょう。しかし、それでは井の中の蛙になってしまいます。
交流を持つかどうかは別問題とし、他者をありのままのその人してと受け入れることが重要です。他者の個性を受け入れることで、子供の世界は広がっていくのです。また、心を開いておくことで思いがけない素敵な出会いも生まれるかもしれません。
習慣獲得のために保護者ができること
ここまで記事を読んでくださった保護者の皆様には、上の5つの習慣がいかに重要かお分かりいただけたと思います。それでは、お子様にこれらの習慣を見につけてもらうためには、何をすれば良いのでしょうか?その方法をそれぞれの習慣ごとにまとめました。
その1:物事を継続して行う習慣
「物事を継続して行う習慣」は取得が非常に困難です。というのも、やるべきことを優先して行う自律性を育む必要があるからです。
まず、手軽に行えるサポートとしては声掛けがあります。「こうした方が良い」という指針を示さないことには何も始まりません。これは、下の4つのどの習慣にも当てはまります。しかし、声をかけただけでは何も変わらないということも多々あるので、他のアクションと組み合わせることが重要です。
では、そのほかにどんなアクションを起こせばいいのでしょうか?一つとして、何かを習慣的に子供と一緒に行うという方法があります。一人では難しくても、保護者と一緒なら何かを継続できる可能性が高まります。その経験がきっかけとなり、継続力が養われていくのです。
その2:計画を立てる習慣
子供が計画を立てるようになるためには、その方法を教えてあげることが有用です。いきなり子供に「計画を立てなさい」と言っても、一体何をどうせれば良いか困ってしまう子供の方が多いと思われます。
先ほども言及した「いつ・何を・どのくらい」を意識した方法を伝えてください。また、自分でも計画の立て方がわからないという場合は、軽くインターネットで調べてから行動に写すことをお勧めします。
また初めのうちは、一緒に計画を立ててあげる必要もあるでしょう。
その3:失敗から学ぶ習慣
「失敗から学ぶ習慣」を身につけさせるためには、子供が失敗したときにどう関わるかが非常に重要です。
子供が失敗した際に、保護者が慌ててしまうと失敗を恐れるようになってしまいます。子供が失敗しても落ち着いて「失敗は成功の元」ということを伝えながら、一緒に改善策を考えてあげてください。
また、無理にポジティブさだけを押し付けるのは厳禁です。失敗した悲しみや苦しさも否定せずに受け止めてあげましょう。そうすることで、親子間の信頼を深めながら子供を成長させることができます。
その4:適度に息抜きをする習慣
子供の将来を思うばかりに子供に求めすぎていませんか?「適度に息抜きをする習慣」を身につけてもらうためには、保護者が子供に求めすぎないことが重要です。
直接「息抜きをするな」と言わなくても、保護者からのプレッシャーが重すぎると子供は気を緩めることができません。保護者自身が息抜きの重要性を理解し、余裕を持って子供と接する必要があります。
また時折、子供自身が自分にとって何が息抜きになるかわからないということもあります。その場合は、様々な体験を提供して一緒に好きなことを見つけてあげると良いでしょう。
その5:他者の個性を尊重する習慣
最後にして、一番身につけさせることが難しいのがこの「他者の個性を尊重する習慣」です。というのも、上の4つの習慣が生きるためのテクニックであるのに対し、この習慣は価値観に関わるものだからです。
しかし、保護者が行うべきことは至ってシンプルです。それは、保護者自身が他者の個性を尊重する姿勢を見せることです。
子供は周りの大人を見て育ちます。自分が普段差別的な発言をしていないか振り返ってみましょう。人種差別など社会問題的なものだけではなく、学歴・収入差別などももちろん子供に悪影響です。
最後に
今回の記事では、小学生のうちに身につけるべき5つの習慣とそのために保護者ができることについてまとめていきました。
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