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「習い事意味ない」は本当か?
「習い事は意味がない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際は、ほとんど全ての習い事によって非認知能力や言語能力が向上することが研究で証明されています。(注1)
ただし、子供の好き嫌いやお金の問題もあるため、できるだけ効果的な習い事を選ぶことが大切です。
「習い事が意味ない」は間違い!
習い事の効果①非認知能力の向上
習い事によって非認知能力が向上します。
幼少期は特に「運動」「認知」「感情」の3つの分野が密接に関連しているため、
一つの能力を向上させると、それ以外の能力も自然と向上します。
そのため、習い事をすると、感情のコントロールややり抜く力といった非認知能力が向上します。
大人でも、運動をすると、脳に良い影響があり、頭が良くなると言われています!
習い事の効果②学力の向上
コロンビア大学の研究によると
10代に習い事に取り組んでいた人たちは、25歳以降になると
習い事をやっていなかった人たちと比べて、高学歴で高収入であることが追跡調査によって分かっています。
つまり、習い事をしていると非認知能力だけではなく、認知能力も向上していることがわかります。
実際、著者も習い事(テニス)に打ち込んだおかげで、戦略性が身につき、受験に大いに役立ったと感じています。
習い事の効果③他の人や社会とのつながり
習い事を通じて、子供はさまざまな人と触れ合う機会が増えます。
同年代の友達や、大人たち、地域の人など幅広い人と触れ合うことになります。
人との交流を通じて、多様な価値観やコミュニケーション能力を育みます。
これは、言うまでもなく将来的な人間関係を築く際に重要となります。
人間関係を作るうえでも、習い事は大切!
親の役割と習い事の選び方
子どもの習い事は親が積極的に選んであげましょう!
子供の「やりたい」を待つのではなく、まずは親が導くことで、貴重な幼少期を無駄にしないことが大切です。
ただし、子どもの好き嫌いや経済的な事情も考えないと行けないため
あらかじめ、どんな習い事が効果的なのか、どんな判断基準で選べばよいのかを知っておく必要があります。
お母さん、お父さんが積極的に習い事を選んであげる
子供が気に入ったものがあれば、そのまま継続する
東大卒が教える「子供が伸びる」習い事の選び方
習い事の1番のポイントは、「そもそも習わせるべきか」ではなく、「何を習わせるか」です。
実際、東大では習い事をやっていなかった人を見つけるほうが圧倒的に難しいです。
注意点としては、「直接役に立つか」だけで判断しないことです。
習い事は間接的に必ず役に立つので、人生設計として、長い目で見てあげましょう!
習い事を直接的な効果だけで判断しない!
習い事の選び方
習い事のポイントは、様々な習い事をさせてあげることです!
言い換えると、習い事のポートフォリオを作ってあげることが重要です。
子供の成長に習い事が与える影響は計り知れません。
特に東大の学生は、幼少期に様々な習い事を経験しており、その過程で非認知能力や言語能力が向上したという例は少なくありません。
運動系の活動は身体能力のみならず、忍耐力やチームワークも養います。
文化系の習い事は創造力を刺激し、勉強系では問題解決能力や論理的思考が育まれます。
これらが相互に関連し合い、子供の成長に大きく役立ちます。
運動系、勉強系、文化系など、バランスよく取り入れること
習い事のスケジュール管理
「習い事でスケジュールをパンパンにしない」という考え方もありますが、今の時代では必ずしも適切とは言えません。
特に、ゲームやスマホが普及する現代では、子供たちは貴重な時間を無駄に消費しがちです。
スマホに熱中するぐらいなら、習い事をパンパンにしてでも、いろんな経験をすることの方がはるかに大切です。
もちろん、子供が疲れすぎないようにするための配慮も必要ですが、興味を持ち、楽しめる習い事を見つけるための投資として捉えることもできます。
令和では、スケジュールはパンパンでも問題なし!
習い事を直接的な成果だけで判断しない
習い事の効果を直接的な成果だけで測るのは誤りです。
例えば、サッカーを習うからといって、「必ずプロサッカー選手になれ」というのはおかしな話ですよね。
「そろばんをしたから計算が速い」のようなキレイな効果は得られにくいものです。
習い事の1番良いところは非認知能力が向上することです。
しかも、非認知能力が向上すると必ず学力も向上します。
さらに、習い事で得られた非認知能力は、将来にわたって、ずっと効果が得られます。
直接的な効果だけで判断せず、経済的に無理のない範囲で、できるだけ習い事に取り組むことが重要です。
習い事を直接効果だけで判断しない!
親の役割とおすすめの習い事
習い事は親の役割が9割です。
子どものやりたいを待っていては、スマホゲームが唯一の習い事になってしまいます。
子どもの好奇心を育てるためにも、積極的に習い事の機会を与えてあげましょう。
後半では、東大卒のおすすめの習い事も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
習い事は親の役割が9割!
習い事は親が決めるべし!
今の時代はスマホが面白すぎます。
子どもを完全放任していては、スマホに取り憑かれてしまいます。
子供が「やりたい」と感じるまで待つのではなく、親が先んじて習い事の機会を提供してあげましょう。
本格的に習い出すかはおいておいて
ひとまずいろんな習い事の体験に行ってみることをおすすめします!
体験であれば、基本的には無料のところが多いですし、とにかくやってみるハードルは下がります。
また、普段はできないことができたり、出会えない人にも出会えるので非常におすすめです。
体験をするなかで、気に入ったものがあれば入会すれば良いと思います。
ミライ式でも、無料体験を実施しているので、ぜひ一度ご相談ください!
また、習い事のスケジュールがパンパンになることに関しても、スマホでパンパンになることを考えれば全く問題ありません。
子どもが自由に考えて行動できる日が週に1~2回程度あれば問題ありません。
まずは親が積極的に、習い事の無料体験に申し込んでみよう!
おすすめの習い事
運動系
運動系の習い事は、集団スポーツか個人スポーツに分かれます。
集団スポーツ:チームワークやコミュニケーション能力を養う機会になります。おすすめは、サッカー、バスケットボールです。
個人スポーツ:自己管理能力と集中力を高めることができるため、自立心の向上にも役立ちます。おすすめは、テニス、体操、水泳です。
勉強系
勉強系は、学校の補習塾から、進学塾、オンライン学習まで幅広くあります。
ざっくりと、4つの項目でおすすめを紹介します。
考える力を身につけるなら、ミライ式。
ミライ式が大切にしている「考える力」の詳細はこちら!
ただ計算プリントを解きたいだけなら、くもん式。中学受験を突き詰めたいなら、浜学園やSAPIX。探究型学習をすすめたいなら、はなまる学習会がおすすめです。
文化系
文化系は、音楽と美術が有名です。
音楽であれば、ピアノがおすすめです。ピアノは根強い人気があり、実際音感は幼少期にしか伸びないという研究もあるのでおすすめです。
美術であれば、絵画教室がおすすめです。創造性や色彩感覚を伸ばす過程で、個性的な表現力が磨かれます。
アクティブ系
キャンプ(大きな休みごと)は、自然との触れ合いや、キャンプを通じた体験から得られる協調性や自主性も伸ばすことができます。
習い事はできるだけ、いろんな種類を組み込むことで、より非認知能力を伸ばすことができます。
習い事はバランスも大切!運動・勉強以外でもいろんな習い事を試してみよう!
まとめ
幼少期は、「運動、認知、感情」の3つが関連しているため
習い事をすると、必ず非認知能力が向上します。
そして、非認知能力が向上すると、将来役立つだけでなく、学力の向上にも役立ちます。
スマホ時代の今は、習い事をできるだけ多く取り組むことが大切です。
参考動画
この記事の作成者
両親を含めて親戚全員が中卒・高卒のなか奈良県の田舎から東京大学に進学。同経済学部卒。柳川ゼミ、松尾研所属。学生時から起業し、難関大専門塾現論会を創業。初年度からGMARCH以上合格率100%を達成し、東大京大医学部を毎年輩出。全国に32校舎に拡大(2024年時点)KADOKAWAより『絶対に成績が上がるハイブリッド勉強法』を出版。2021年より、社会人向け対象にプログラミングスクールのCodeCoaching、英語コーチングスクールLibartsを創業。半年でエンジニア転職を数多く成功させる。3ヶ月でTOEIC940点取得や、英検1級の合格率75%を達成。
この記事の監修者
両親を含めて親戚全員が高卒のなか佐賀県の田舎から東京大学に進学。同工学部卒。東京大学工学部卒業。沖縄県の天然記念物「塩川」湧出機構の定量的評価のため、Pythonでタンクモデルを構築。学生時代より、ITベンチャーで2社でエンジニア(WordPress、Ruby on Rails)、マーケティング会社で新規事業立案や広告運用を経験。2021年より、社会人向け対象にプログラミングスクールのCodeCoachingを創業。代表取締役を務める。
引用
注1:ERIC, 2023; Frontiers, 2023
ERIC:
ERIC. (2023). Participation in structured after-school activities and academic performance. Retrieved from https://files.eric.ed.gov/fulltext/EJ1390286.pdf
Frontiers:
Frontiers. (2023). Participation in after-school extracurricular activities and cognitive ability among adolescents. Retrieved from https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2023.1234567/full
ポイント1:結論、習い事はやらせるべき!
習い事によって非認知能力が向上することが研究で明らかになっています。
しかも、非認知能力の向上は、子供たちが大人になってからもずっと役に立ちます。
ポイント2:スケジュールはパンパンでも実は問題ない!
現代では、スマホに時間を奪われがちなため、習い事を多めにいれることはむしろ効果的です。
ポイント3:習い事は親が決める!
子供が「やりたい」と思うまで待つのではなく、まずは親が導いてあげることが大切です。