みなさんこんにちは。
ミライ式代表の西尾です。
今日は「中学受験対策いつから始めるべき?」というテーマについて書いていきます。
最近は、ビッグモーターの不正が連日のようにニュースになっていますが、受験業界も真っ白なのか?と言われると、とてもじゃないですが言い切れません。
その辺りの業界のグレー(セールストーク)もご説明しつつ、本当に必要な期間や対策についてもお話しできればと思います。
「中学受験対策は早ければ早いほど良い」は真っ赤な嘘?
「中学受験を考えられているなら今すぐ勉強を始めたほうが良いですよ!」
「周りのママさんも、もうすでに始めていますよ?」
ちょっと話を聞いてみたいなと思って体験に来たら、こんなふうに言われた。
よくある話ですよね。
「たしかに、受験勉強を長くすればするほど有利になるのは間違いなさそうだし、でもこんなに早く始めて、遊びにも行けないなんてかわいそうだし、、、」
先日、無料相談した方から、このようなお悩みを相談されました。
ちょっと待ってください!
そもそも中学受験に関しては、早ければ早いほど良いかというと全くそんなことはありません。
より正しく言うと、「きちんと授業を吸収できる状態」を作ってあげることがまず大切で、それがない状態で、学習塾に通わせても成績は上がらないんですよね。
もっというと、成績は上がらないし、勉強が苦手だと感じるようになるし、自己肯定感も下がってしまって、何一つ良いことはありません。
これが原因で、これから先ずっと勉強が嫌いで苦手なお子さんになってしまうかもしれません。
中学受験をする/しないに関しては、色々な考えがあるので、一概に言うことはできませんが
ただ、中学受験がお子さんの将来のためと思って挑戦するわけですから、将来の重荷になるようなことは避けないといけません。
中学受験の対策を始めるまえに、ベースとなる「国語力」や、ものごとを理解する「考える力」そしてなにより、勉強を好きになることがまず必要です。
逆に、そこがきちっとしていれば、かなり遅い時期から中学受験対策をしても、見事に合格することは容易なのです。
ではなぜ「早ければ早いほど良い」と言われてしまうのか?
端的にいうと、その方が塾が儲かるからなのですが、せっかくこのブログを見てくださっているので、小話がてら、教育業界のグレーゾーンをお伝えします。
夏期講習にまつわるグレーなセールストーク
大前提ですが、塾を運営する母体は、ほとんどのケースで営利企業ですから、ボランティアで授業をしているわけではありません。
当然、売上(利益)を追求しているわけですから、エリアや教室ごとにノルマが科されています。
代表的なものは、「生徒数」と「生徒あたりの単価」になります。
さて、ここでもしこの記事を読んでくださる方が、教室運営を任された責任者だとしましょう。
今月は入会数のノルマが足りておらず、思い通りの売り上げになっていないとしましょう。
そんなときに、中学受験を検討されている小学2年生のお母様が体験授業に来られました。
あなたは何を言いますか?
おそらく「今から勉強しないと合格できないですよ」などと言うのではないでしょうか?
これが、実情とかけ離れて、早めから受験対策をさせられる子供達の現実です。
また、もう一点興味深い点を。
あなたは教室運営の責任者なので、生徒の集客には貢献できません。
言い換えると、体験に来てくださる数を増やすことはできないわけです。
つまり、生徒数を増やすには、体験にきてくれた方をなんとしてでも入会させるしか方法がないわけです。
ただ、これにはもちろん限界があります。
では、生徒数がふやないなかで、目標の売り上げを達成するためにはどうすれば良いか?
おわかりかと思うのですが、一人当たりの単価を上げるしかないわけです。
例えば、算数と国語しか受講していない人に、理科や社会の授業を勧めたりするわけですね。
小学3年生、4年生から本格的に理科や社会をやったところで、受験する頃には忘れてしまっているわけですから、ほとんど意味がないのですが、あの手この手で受講を進めるわけです。
そして、一番問題なのが夏期講習ですね。
入塾するときには「このコースの授業を取っていればバッチリ合格できるので、今すぐ始めましょう」と言っていたにも関わらず
夏休みが近づくと「この夏期講習をとらないと合格できない。同じコースの人はみんな取りますよ?」と言ってくるわけです。
どこぞの保険金詐欺と何が違うのか?と思いますが、これが現実ですね。
言わずもがなですが、どの夏期講習が必要か、またそもそも必要なのかは、お子さんの学力や現在の学習進捗、志望校によって決まってくるわけで、一律全員がとらないといけないということにはならないわけです。
余談ですが、受験に絶対に出る範囲をあえて本科では少なく解説して、夏期講習で詳しく解説するという、言語道断の授業を提供している塾もあります。
こういった悪質な塾が減っていくことを心より願っております。
結論、いつから対策すれば良いの?
さて、本日も色々と書いてしまったのですが、
結論からいうと、国語力が身について、かつ、考える力も身についた上で、小学5年生もしくは6年生から勉強を始めれば、最難関と呼ばれるところ以外は問題なく合格できます。
開成や灘を筆頭とした最難関も、上記のスケジュールで十分合格することは可能ですが、もしどうしても合格させたいという気持ちが強いのであれば、小学4年生から通うことも検討されると良いかもしれません。
ただし、あくまで大切なのは国語力と考える力であり、それがない状態で早くから塾に通っても意味がないので、その点だけ注意してください。
考える力を身につけるためには?
最後にミライ式のご紹介です。
先に申し上げておくと、考える力は自宅でも十分身につけることはできます。
しっかりとした読書習慣、作文する機会、そして意見を発表して聞いてもらって褒めてもらう機会があれば、自然と伸びていくものです。
実際に、ご家庭だけで、ほぼ塾に通わずに考える力を伸ばし、さらには開成といった最難関に合格されている方もいらっしゃいます。
一方で、こうした機会を意図的に作ることが難しいという方に向けて、考える力を伸ばすことに特化した塾がミライ式となっております。
全科目の全範囲を先取り学習しつつ、考える力を身につけるので、中学受験の準備としても最適だと考えております。
料金も、明瞭で、かつ安価に設定しております。
全科目含めて8800円(税込)で受講いただけます。
全科目が元々含められているので、価格を増やして、単価を上げるようなことも不要となっております。
もし興味を持っていただけた場合は、ぜひ詳しく説明させていただきますので、無料相談をご活用ください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。